【資料概要】
「高齢者向けのやわらか加工食品」にフォーカスして先端技術のトレンドと特徴を把握しやすくまとめたパテントガイドブック!技術者の視点で最近の研究開発の成果が反映された技術事例を膨大な特許情報の中から厳選!
噛むチカラが衰えても、ひとは美味しく風味を味わえる食事を求めます。食品本来の形状・外観を保持しながら軟化させた 「軟らか食品」 は、高齢者向け加工食品・介護用食品として注目されています。今後の在宅高齢者の増加に応じ、ニーズはいっそう拡大するものと思われます。
当資料 『やわらか食品 (高齢者向け加工食品)』 は、食材を軟らかくして容易にかめるように配慮した、食品の物性を調整する技術に関する発明を主体に、嚥下困難者向け食品や消費者への供給の観点からロングライフ技術についても取り上げたガイドブックです。
2011年以降に公開された高齢者向け加工食品、特に 「やわらか食品」 に関する特許情報を68件抽出し、技術的観点から6つに分類しています。
▼ 技術分類 (着眼点)
1. 酵素による食材の軟質化
酵素分解を利用した、素材を軟らかくする方法、製品に関する発明を取り上げています。
2. その他の方法による軟質化
酵素を使わない軟化処理方法、軟化液などに関する発明を取り上げています。
3. 物性の改良
咀嚼・嚥下困難者向け食品の、軟らかさ・風味・食感などの改良に関する発明を取り上げています。
4. ゲル化・ゲル食品
所定の形状を保持するためのゲル化、ゲル状食品などに関する発明を取り上げています。
5. 物性の測定・評価方法
咀嚼時における硬さ・食感などの測定と評価方法に関する発明を取り上げています。
6. ロングライフ技術
高齢者への流通の観点から賞味期限延長に関する発明を取り上げています。
※ 技術者が目をつける着眼点別に特許情報を収録しています
観点ごとに特徴的な図面を選択し配置したガイドマップは、最新特許を俯瞰するガイドとして役立ちます。企業と技術の開発の多様な観点を調べるガイドブックとして、高齢化社会に向けたビジネス展開を図る食品企業を始めとして、さまざまな方にご活用いただけます。