要約
キーワード
1. 市場概況
きめ細かなエリア整備に期待がかかるフェムトセル
すでに運用を開始しているNTTドコモ
表 : 携帯電話事業者各社のフェムトセルに対する姿勢
表 : フェムトセルにおける国内外の主な動向 (2007~2009年)
事業者に利点の多いフェムトセル
表 : 事業者/ユーザにおけるフェムトセルの利点/欠点
図 : 事業者/ユーザにおけるフェムトセルの利点/欠点
フェムトセル経由の高速データ通信は確実視
電気代負担がユーザ側の欠点?
現行制度ではフェムトセル展開に多くの課題
2. 米ABI Researcと仏IDATEによる出荷予測
2011年までに1億ものユーザがフェムトセル対応GWに接続可能
2011年には1,800万台のフェムトセルが出荷
3. 総務省の動向
08年夏に基地局設置の制度を改正
08年2月に情報格差解消戦略の素案を公表
08年2月にフェムトセルに関する規制緩和案を公開
電波法は改正、事業法が解釈の明確化で解禁
表 : 電波法関係法令の改正案
08年2月に携帯電話向け小電力レピータの包括免許付与を発表
08年1月に電波法関係手数料令改正で新たな小出力規定を要請
08年1月にソフトバンクモバイルへ包括免許の付与を発表
4. 携帯電話事業者各社の動向
NTTドコモとソフトバンク・グループのフェムトセル仕様の違い
表 : NTTドコモとソフトバンク・グループのフェムトセルの主な仕様
NTTドコモの動向
07年11月からフェムトセルの運用を開始
07年7月にフェムトセルの開発を発表
図 : フェムトセル用超小型基地局装置の概観
表 : フェムトセル用超小型基地局装置の主な仕様
07年7月にFMC事業の導入方針を発表
ソフトバンクモバイルの動向
ソフトバンクモバイルの考えるフェムトセルの利点
フェムトセルをホーム・サーバに
フェムトセル導入はホワイトプラン対策
07年7月に実証実験デモを公開
07年6月にフェムトセル実験の免許を取得
表 : 実証実験の概要
表 : 主な実験協力メーカ各社の役割
図 : 英ip.access/モトローラ/英Ubiquisysのフェムトセル
図 : サムスン電子/日本エリクソン/日本電気 (NEC) のフェムトセル
06年10月からホームアンテナの無償貸与を開始
干渉や違法電波助長などが消極理由のKDDI (au)
フェムトセルよりも屋外エリア拡大に注力するイー・モバイル
5. 国内外メーカ各社の動向
日本電気 (NEC) の動向
2008年に欧州市場向けへ量産出荷を開始
07年12月にフェムトセルの最新動向を紹介
図 : NECが開発したHSDPA方式フェムトセル
07年11月にFemto Forumのボード・メンバーに選定
07年2月に英Ubiquisysと提携
NWC2008で評価ボードを展示した英picoChip
08年中頃の大規模な商用展開を予想する英Ubiquisys
図 : 英Ubiquisysのフェムトセル
フェムトセルの設置を容易にする英ip.access
CES2008でフェムトセルを展示したSamsung Electronics
08年1月に英ip.accessに出資した米Cisco Systems
07年第4四半期に試験参加した仏Alcatel-Lucent
米Motorola/モトローラの動向
07年11月からフェムトセル試験を開始
07年7月にソリューションの提供を発表
基地局からのハンド・オーバーは検討中
表 : メーカ各社におけるハンド・オーバー対応予定
Nokia Siemens Networksの動向
07年9月に米Airvanaとフェムトセルで提携
07年7月にフェムトセル・ソリューションを発表
期待されるソフトバンク・グループへの導入
Huawei Technologies (華為技術) の動向
WIRELESS JAPAN 2007でフェムトセルを展示
表 : UMTSアクセス・ポイントの主な仕様
07年7月に国内でのフェムトセル実験実施を発表
図 : 実験で採用したフェムトセルのAP
07年6月に英picoChipなどと共同デモを実施したPALTEK
6. 海外事業者各社の動向
Vodafone Groupの動向
08年2月にフェムトセル試験を開始
08年1月にフェムトセル・メーカ製機器の導入を検討
08年2月に英国でフェムトセル試験を開始した英O2など
07年9月からフェムトセルを商用化した米Sprint Nextel
図 : Sprint AIRAVE向けフェムトセル
7. 関連リンク
表 : 関連リンク (五十音順)