▼ 『市場別の移動体通信市場の予測 韓国携帯電話市場の予測』 エグゼクティブサマリー
市場展望 (2011-2015)
ROA Holdingsの分析によると、韓国のキャリア加入件数は2011年12月末基準で5,257万件と予測される。現在、韓国キャリア市場は、2010年末基準で人口比100%の普及率を超えており、新規需要よりも新たなサービスの登場に付随した変更需要が中心となっている。2011年以降の年平均成長率は3.3%と、1人が複数台を所有することにより、持続的に上昇するものと推定される。このような傾向に同調し、2015年の韓国キャリア加入件数は5,977万件になると予測される。これは、韓国人口全体比で121.6%の普及率に該当する数値である。
2011年キャリア3社のシェアは、2010年と類似した水準のSKテレコム50.5%、KT31.6%、LGU+17.8%と予測されている。
スマートフォン加入件数は、2011年12月末基準で1,957万件と予測される。多様な端末機の発売とネットワークハイスペック化に後押しされ、スマートフォン加入件数は年平均25.1%の急増傾向が見られる。2015年には1人で2台の携帯やタブレットPCを所有する複数台加入者が加わり、全体加入件数の80.3%に該当する4,800万件に到達するものと予測される。
CDMA 2000 1X/EV-DOサービス加入者のWCDMA (HSPA) 及び新規ネットワークへの離脱が続き、2011年から年平均で40.4%減少し、2015年頃には200万件程度のみ留まるものと予測される。WCDMAサービスの場合、持続的に増加するデータトラフィックに対する補強網として4G (LTE、WiBro4G) と同時に成長することで、2013年には全体加入件数が3,613万件と最高潮に達した後、緩やかに減少傾向に転じるものと予測される。
LTEの場合、追加費用が発生することに比較的抵抗感のない少数のアーリーアダプターが使用し始め、LTE-advancedが商用化される2013年ころには1,100万件となり、20%の市場投入率が見られるものと予測される。
長期的な側面から見ると、タブレットPCとスマートフォン使用者の増加で急増するトラフィックに対し、LTE-Advancedのみの新規ネットワークで対処するよりは、Wi-FiゾーンとWiBro網を補完網として同時に使用するものと予測される。
2011年のキャリア3社の全体加入者解約率は2010年より低下し、2.9%になると予想される。スマートフォンセット料金制の影響力で中期的に解約率が低下し、2015年には解約率は2.4%程度になると期待されている。
2011年の全体ARPUは3万6,867ウォンであり、このうちデータARPUは8,873ウォンと見込まれる。一方、韓国キャリア市場が今のような基調を維持する場合、2015年に韓国キャリア市場の全体ARPUは3万2,500ウォンに減少することが見込まれ、このうちデータARPUが1万1,143ウォンを占めると分析される。音声ARPUはmVoIPのような外部代替サービスの脅威と割引料金制の影響で持続的に減少し、2015年には2万1,356ウォンになると予測される。
2011年の韓国キャリア総売上高は49兆8,730億ウォンと予想され、年平均で5.24%成長し、2015年には61兆1,670億ウォン規模の巨大市場へと成長すると予測される。2011年のデータ売上は5兆6,570億ウォン、年平均で10.88%成長し、2015年には8兆5,500億ウォンの規模を形成すると予測される。全売上高比で13.98%、無線売上高比では43.64%を占め、今後も売上に占める比重は増加するものと見られる。
2011年韓国キャリア市場の設備投資額は7兆3,000億ウォン、2015年には3兆640億ウォンと予想される。
[図] 韓国の携帯電話加入件数及び普及率の予測 (2011年 - 2015年)
調査範囲
本レポートは、ROA HoldingsのForecasting Methology (予測方法論) により、2011年-2015年の韓国の移動体通信市場におけるイベントやトピックをカテゴリー別にまとめ、キャリアの動向と特色について分析を行った。また、2010年度から現在までの韓国移動体通信市場の概要と実績の分析を基に、2015年度までの市場予測を行っている。
調査方法
本レポートは、ROA Holdings独自の予測方法を用い、2011年度から2015年度までの韓国の移動体通信市場の分析・予測を行っている。またこの分析及び予測は移動体通信市場におけるキープレーヤーであるキャリアについての基本調査 (Primary&Secondary) と、ROA Holdingsの社内レポートや蓄積されたノウハウに基づいて行われている。
【本レポートの理解を深めるための特徴解説】
本レポートはROA Holdingsが発行する定期レポートで、アジア地域のなかでもコア戦略国家である韓国について移動体通信市場の予測を行ったものである。特に主要なプレイヤーの戦略や事業展開に対する分析及び今後の展望を中心に提供する。本レポートにおける将来の市場予測や概況分析は、ROA HoldingsのForecasting Methodology (予測方法論) に基づき作成されている。
以下は発行周期によるマーケットデータとマーケットダイナミクスの詳細である。
1) マーケットデータ (2006年~2015年)
人口動勢 (2006年~2015年)
- 人口
- 名目GDP
- 1人当たりの名目GDP
- 消費者物価指数
- 為替レート
移動体通信キャリア別の携帯電話加入件数 (2006年~2015年)
- SKテレコム
- KT
- LGU+
- 合計
携帯電話加入者のパッケージ形態 (2006年~2015年)
- プリペイド
- ポストペイド
携帯電話の普及率 (2006年~2015年)
世帯別及びネットワーク別の携帯電話加入件数 (2006年~2015年)
- CDMA IS95A/B
- CDMA1X/EV-DO
- WCDMA/HSDPA/HUSPA
- EV-DO Rev.A
解約率
ARPU (2006年~2015年)
- 合計ARPU
- 音声及びデータ収入
音声&データ通信別の分析 (2006年~2015年)
- 音声加入件数
- 音声ARPU
- 音声収入
データ加入件数
- データARPU
- データ収入
設備投資 (2006年~2015年)
- 設備投資合計
ネットワーク
- CDMA IS95A/B
- CDMA1X/EV-DO
- W-CDMA/HSDPA/HUSPA
- EV-DO Rev.A
- WiBro
非ネットワーク
- IT等
※ レポート内に掲載されている図表のデータは、CD-ROM収録のエクセルデータでもご覧いただけます。