【インターネット個人利用動向調査2011】 調査結果一部紹介
■ スマートフォンの所有率が昨年より8.3ポイント増の14.8%に上昇、女性にも広まる
ソフトバンクのiPhoneに続き、ドコモやauもスマートフォン端末を積極的に展開しており、スマートフォン市場は拡大が続いています。本調査によるスマートフォンの所有率は昨年の6.5%から14.8%へと大きく上昇しており、購入を検討している層も33.1%と昨年のほぼ2倍となっています。特に男性20代(29.6%)、女性20代(25.3%)、男性40代(22.7%)、男性30代(22.5%)で所有率が高く、若年男性だけでなく女性にも広まっていることがわかります。
一方、iPadやGALAXY Tabに代表されるタブレット端末の所有率は3.0%となっています。所有率が最も高いのは男性40代の5.0%で、男性30代の4.4%が続いており、男性30代から40代の所有者が高くなっています。所有している端末では「iPad」が76.2%と突出しており、「GALAXY Tab」の10.9%を大きく引き離しています。
■ スマートフォンでインターネットをよく利用する「スマートフォン派」が14.2%に拡大、昨年の20代~30代の男性が中心から一般化し裾野が広がる
利用するインターネットデバイスとその利用時間によってユーザーのメイン端末を区分すると、スマートフォンの利用が多い「スマートフォン派」が昨年の3.6%から14.0%へ拡大、タブレット端末の利用が多い「タブレット端末派」が1.7%、同様に「携帯電話派」が13.6%、「パソコン派」が27.3%、「その他のデバイス派」が4.2%、デバイスにかかわらずインターネット利用時間が短い「低利用層」が26.8%という結果になっています。スマートフォンやタブレットでのインターネット利用が進み、インターネット利用デバイスは多様化しています。スマートフォン派は20代から40代の男性に加え、女性の20代や30代にも広まっています。一方、タブレット端末派はスマートフォン派よりやや年齢層が高めで男性が中心です。
■ Twitterなどのマイクロブログの利用率が昨年より6.5ポイント増の16.2%に上昇、SNSも10.8ポイント増の32.1%へと上昇し、ソーシャルメディア利用が拡大、SNS利用者の4人に1人がFacebookを利用
昨年Twitterのブレイクで再成長を見せたソーシャルメディアですが、その傾向は今年も続いています。Twitterに代表され短いフレーズで情報発信するマイクロブログの利用率は16.2%となり、昨年から6.5ポイントの大幅な上昇となっています。特に、タブレット端末派では36.2%、スマートフォン派では31.4%と高い利用率となっています。
一方、SNSの利用者は昨年から10.8ポイント上昇し32.1%となっています。タブレット端末派やスマートフォン派、携帯電話派、携帯電話パソコン併用派の利用率が40%を超えており、モバイルでのインターネットを利用している層で利用率が高くなっています。
利用サービス(複数回答)では、「mixi」(84.1%)が突出している状態は昨年と同じですが、「GREE」、「Facebook」が25.7%で続いており、特にFacebookの急伸が注目されます。SNSの利用サービスでは「他人の日記やノートを読む」(53.1%)、「他人のつぶやきをみる」(45.2%)、「コミュニティーの発言を読む」(40.6%)が上位で、コミュニケーションが主体となっている様子が見て取れます。その一方で、ソーシャルアプリの利用率は41.1%で、「育成ゲーム」(66.5%)、「シミュレーションゲーム」(44.0%)、「学習・クイズ」(32.8%)などの利用が多く、ゲームとしての利用も多いことがわかります。
■ 電子書籍を読みたい端末は、スマートフォン42.9%、タブレット端末29.4%
米国のインターネット書店では電子書籍の販売数が紙の書籍を上回るなど電子書籍市場が確立し、日本においても出版業界は変革期になりつつあります。電子書籍・電子雑誌・電子新聞の利用率は17.9%(無料のものを含む)となっています。特に、タブレット端末派では利用率が51.7%、スマートフォン派では39.6%にものぼります。さらに、17.5%のネットユーザーは今後利用する可能性があると回答しています。また、電子書籍・電子雑誌・電子新聞を読みたい端末は、パソコン(58.6%)に続き、「スマートフォン」(42.9%)、「タブレット端末」(29.4%)となっており、やはり両端末への期待の高さと重要性がうかがえます。今後これらの端末の普及が予想される中で、電子書籍のビジネスチャンスも大きく広がることが予想されます。